2011年1月1日土曜日

きらめく「南さつま市」として

南さつま市議会 議長 大原 俊博

『南さつま市関東ふるさと会』発足誠におめでとうございます。
まずもって、衷心よりお慶び申し上げます。

ご承知のとおり私共のふるさとは平成17年11月7日に、加世田市、笠沙町、大浦町、坊津町、金峰町の一市四町が合併し人口4万2千人の「新市・南さつま市」として誕生し早や5年が経過したところであります。

先日11月7日に「市制施行5周年記念式典」を開催し、県知事をはじめ県内の市長・議長、遠くはブラジルより「南さつま市ふるさと会」訪日団11名のご列席を頂き、何の事故もなく盛会裏のうちに、終了できましたことは、ひとえに皆樣方のご理解とご協力の賜物と厚くお礼申し上げます。

また、難病の筋ジストロフィーと闘いながらも27年もの永い間一日も欠かさず「一日一絵」を描き続けてこられた本市万世出身の野崎耕二さんより寄贈いただいた20年分の原画は一枚一枚丹念に描かれ観る人の心を癒し、勇気と感動、尊敬の念を覚えるのは私一人ではないと存じます。
多くの市民が励まされることと思います。

さて、我が南さつま市は合併後5年間において、各地域間の連携や交流など市民の積極的な参画による「共生・協働の地域づくり」により融合一体化が推進されてきております。

市民歌『夢を紡ぐ』に詠われているように、今まで培われてきたそれぞれの歴史、伝統文化を大切に受け継ぎ市民一人ひとりが南さつま市に住んでよかった、暮らしてよかったと思えるよう、複雑多様化する行政需要に適切に対応しつつ住民福祉の向上と、新しい時代の要請に応える活力ある南さつま市実現のため、将来を見据えた様々な課題に的確に対応し、「地域躍動・きらめく『南さつま』」として、さらに躍進できるよう市議会22名、心を一つにし、南さつま市発展に全力をあげて不断の努力を傾注してまいりますので、皆様のなお一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

また本市は薩摩半島の西南端に位置し天平の時代には遣唐船の寄港地として鑑真和大和上が日本上陸第一歩を標すなど歴史と文化の漂う街であります。

坊津から笠沙・吹上までの100キロをこえる海岸線はリアス式特有の変化に満ち「南さつま海道八景」の眺望は雄大な自然景観や文化遺産、歴史的建造物など自然の魅力を満喫し、明日への活力を導いてくれるような気がいたします。

ふるさと会の方々も帰省の折には海道八景沿線をドライブし潮の香りと澄んだ空気を全身で感じ、リフレッシュしていただけたらと存じます。

最後になりますが『南さつま市関東ふるさと会』も既存の「東京加世田会」「関東坊津会」「関東大浦会」「関東田布施会」「関東阿多会」など、それぞれの郷土会の方々との交流をとおして、今後において、各地域の垣根を取り払い南さつま市は一つとして、よりよいふるさと会にならんことを心より祈念申し上げ、ふるさと南さつま市に活力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

いつの日か皆樣方とお会いし、お話ができることを約束しながらごあいさつといたします。

平成22年12月20日 南さつま市関東ふるさと会 発足記念誌より

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