会長あいさつ



南さつま市関東ふるさと会
会長 鳥井口 清信



会報第3号より
「南さつま市誕生」10年目に思いを寄せて

会員の皆々様におかれましては、恙無くお過ごしの事と思います。日頃は会の運営にご協力、ご理解頂き誠に有難うございます。

南さつま市制から今年(2015年)11月、節目の10年目にあたります。関東地区ふるさと会、それぞれの総会や懇談会を重ね「南さつま市関東ふるさと会」の誕生をみました。
記念すべき節目にあたり、今更に〝我がふるさと〟に寄せる想いは皆々様と共に異口同音であります。

日本は戦後70年となります。国中が戦火の渦になり、終戦後心だけは負け戦とならずと奮い立ちました。愛する日本復興に一丸となり、焼け野原から街づくりまでのスピードは世界中から脅威の視線を受けました。

戦後70年を迎えて尚、当時の方々の決して消える事の無い辛い記憶に思いを馳せる時、決まって〝我がふるさと〟が重なります。昔を悟る事、今をそしてこれからをお互いに尽力する事が大切だと思います。

先日、ある会場の席「君が代」斉唱の機会がありました。「千代に八千代にさざれ石の巌となりて…」遥か千年以上超えて脈々と穏やかな願いの国家に有るさざれ石の砂石でさえ、やがて大きな岩となり、苔が生えるまでの日々の努力を托した歌です。

「南さつま市制」から10年目、今一度皆々様とふるさと活性の為の一致行動を考えています。屈託なき幼少期、走り廻った山河や紺碧の海からの恵、そして誰もが父であり、母でありそして兄弟だったあのすべてが自分達を育ててくれた大切な事は決して忘れる事はありません。

恙無く清々とした「南さつま市」の発信力となれるよう、皆々様と心携えて、今出来る事の一歩を実行して参りたいものです。

末筆になりましたが、「南さつま市」の益々の活性と発展、「南さつま市関東ふるさと会」の繁栄ならびに会員及びご家族皆様のご健勝を祈念申し上げます。